そろそろオーダーメイドしてみよっか~ (#^^#)
自転車の場合も、自分の手と足となる「自転車そのもの」にこだわるのであって、他人にはとうてい理解されないのが常なのだ。
サイクリングの経験を積むにしたがって、
ここをああしたい!
あそこをこうしたい!
という欲求・不満が出てくるわけだ。
結局こうなったら、オーダーメイドするしかない。
ところが自転車のオーダーって、
「価格が高そうで自分にはもったいない」
「面倒くさいし、専門的過ぎて敷居が高い」
.......なんて考えているとしたら、それこそもったいない!
価格的には、現在のカーボンフレームに比べ、同価格帯、
もしくはそれより安くできるのだ!
百戦錬磨のビルダーたちは、オーナーの
●要望・不満を聞き取りし、
●今乗っている自転車のジオメトリーを計測し、
●どんな使い方をしたいのか
などを取材し、イメージを形として表現してくれるのだ。
フレームの各部寸法や角度の指定ができなければオーダーできない、ということは決してない。
例えば、アメリカのBlack Sheepという工房の「オーダーシート」は下記の通り。
あなたのライディングスタイルは何ですか?
以下を1 から10 のスケールで評価してください。
1 =絶対にないです! 10 =もちろんその通り!
私は上り坂を速く行くのが大好きです________
登るときは立ちこぎ傾向があります________
下りのテクニカルラインが大好きです________
道路のあらゆる凹凸を感じたくない________
コーナーを楽しんでいます________
私は毎日、一年中乗っています________
私はすべての段差から飛び降りています________
私は自分のペースでクルーズするのが好きです________
私はパフォーマンスよりも快適さを好みます________
ダウンヒルが不快に感じる________
●あなたはいつもどの様なライドをしていますか?:
●今年のライディングの目標は何ですか?:
●新しいバイクに何を期待していますか?:
●現在のバイクの何が好きで、何が嫌いですか?:
こんな感じで自転車の方向性やスタイルが決まる。
あとは、細かなディテールを煮詰めてゆく。
分からないところはビルダーにお任せする。
もしくはどんどん質問してみよう!
下記の画像のように、自分のイメージをイラストで描いたり、
イメージの写真などを添えると、より具体的になる。
この様にビルダーと相談しながら詰めてゆく作業は、この上なく楽しい。
実は筆者は、37年前にタンデムをオーダーしたことがある。
後にも先にもこの一台だけである。
新婚旅行用に東叡社でオーダーしたのだ。
何年も乗らずに、リビングの壁に掛けてオブジェ化していた。
カミさんには、「乗らないんだったら、処分して!」と、執拗に迫られ、とうとう手放してしまった.......。
Gary 一生の不覚である!
さあ、そろそろ総仕上げの意味もかねて、
オーダーメイドで作りたいものだ!
構想はある。あり過ぎて、とても1台では済まない。
困ったものだ。(笑)